梅若会別会能
平成三十一年三月十七日(日) 午前十一時 開演
於.梅若能楽学院会館
能 『邯鄲』(かんたん) | |
一人生栄華の無常を説いた曲一 | |
・凡人(迷い)と帝王(夢)と道人(悟り)を演じる。 「浮世の旅に迷い来て」と謡い出し、 「夢の世ぞと悟り得て望み叶えて帰りけり」と納まる。 |
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□ 盧生が宿の”邯郷の枕”を借り寝室(一畳台)に横たわると、たちまち五十年の栄華が始まる。 勅使に導かれた盧生は帝王となり寝室は宮殿に変わる。沢山の臣下(子方、ワキヅレ)達 に囲まれ酒宴に興じ、子方の童舞を見ているうちに、自らも「楽」を舞い遊ぶ。 舞終えて再び一畳台に横たわった瞬間、女主人の粟飯が炊けたと言う声に目が覚める。 そして盧生は先程の「栄華の五十年」が一睡の夢、一生の夢であった事に気がつく。 しかし初めの不安の念は消え去っており、安心を得る事が出来たのであった。 ※かつては人生五十年と考えていた |
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□ 配役
シテ (盧生) |
松山隆之 |
□ 見所
・一畳台で寝ている姿 ・一畳台の上で「楽」を舞う。その中で、一瞬、台を踏み外す型『ソラオリ』がある |
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□ 他に
能『江口』 仕舞「国栖」 狂言「宗論」 |
シテ 角当直隆 ワキ 福王和幸 松山隆雄 野村萬斎 |